ぎっくり背中(通称)

「ぎっくり背中」

 

ここまでくると分からない人のほうが多いかもしれませんね、ぎっくり腰やぎっくり首は意外と経験されている方も多く認知はあるのですが、ぎっくり背中となるとかなり陰の存在です。

 

しかし意外と多くの方が知らずに経験されています。

 

症状はふと振り向いた瞬間や後ろにあるものを身体をねじって取ろうとした瞬間にそれは起こります。

 

もともと人間の脊椎の中で旋回運動を得意とするのが胸椎、背中の背骨って言ったほうが分かりやすいですね。

 

胸椎はそれぞれの椎骨に肋骨が関節を通して繋がっています。よって他の頚椎や腰椎と違い他の骨から受ける影響もあることになります。

 

原因はぎっくり腰、ぎっくり首同様に胸椎が急激に変位を起こした際に起こります。

 

他同様に急激な椎骨の変位によりその周辺の軟部組織や筋肉、靭帯に炎症が伴います、これが痛みの原因となっています。

 

またぎっくり背中の場合関連する肋骨にまで痛みが伴う場合があります。それはサブラクセーションを起こした胸椎はずれる方向と反対側に関連する肋骨を後方に押し上げてしまいます。

 

その際肋間神経が引っ張られ炎症を起こします。こうなると痛みが身体全体に感じ、場合によっては内臓疾患に疑いをかけるほど痛みが分散します。

 

また肋間神経に痛みがあることから息を吸うと痛い場合があります。これは呼吸により膨らむ肺が肋骨を刺激するからです。こうなると人によって肺がいたいとか心臓が痛いと訴える方もいらっしゃいます。それほど気になる痛みなのです。

 

こうなった場合飲酒や入浴は禁物です、炎症を広めてしまうので気をつけましょう。

 

早い段階でずれてしまった骨をアジャストしてあげられれば2~3日で痛みはなくなります。

 

アジャストした当日も軟部組織や筋の炎症は残りますが強い神経的な痛みはすぐに引きます。

 

また大切なのは2~3日で引いた痛みは自覚症状のズレの範囲を下回ったことに過ぎませんので再発を防止する身体のバランスを整える意味では痛みが引いてからも継続的なアジャストが必要です。

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