■カイロプラクティックは痛みをとるのが目的でない
創始者のパーマー氏が発表したカイロプラクティックの中心は「神経圧迫論」であり、骨格を調整する事を大原則としている。
主に脊柱骨と骨盤の矯正が中心ですが他の関節の矯正も行なう療法と理解して頂ければ良いと思います。
骨は、骨格を保ち、バランスをとって自由に動くためなどいくつかの重要な役目を持っていますが、この骨自体が微妙な均衡を保って成り立っているものだけに、時としてズレることがある。そして、このズレは、発生した部位によって全身のさまざまなところに障害を引き起こします。痛みだって出てくるんです。
もちろん、ズレた骨を正しく戻せば障害は消え去り、原因が取り除かれる結果痛みも当然なくなるわけですが、厄介なことに、人間の骨がズレる方向というものはいろいろな変位を持っていて、機械でこれを調整する事は出来ない。ここに、人間の”手”による治療法の必要があり、カイロプラクティックが存在するのです。
私たちは一般に「脊椎手技療法」といっていますが、この点からすると「脊椎手技矯正療法」と呼ぶほうが私たちの施術の内容をより正確に表しているのかもしれません。
誤解をして頂きたくないのは、この療法が”痛みを取り除く”ためのものでないと言う事です。カイロプラクティックの施術を受けると結果として痛みが取れるのであって、痛みがとれることと病気が治る事はまったく別のことなのです。
この続きは次章で・・・
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