ウサインボルトと側弯症

ウサインボルト選手誰もが一度は耳にしたことのあるオリンピック金メダリストです。誰もが彼の優れた身体能力に驚きこう思うでしょう「彼は才能がある天才だと」と。私も過去にそう思い彼の事に興味を持った1人です。しかし今日書く記事はそれを否定し人々に希望を与える内容になります。

 

私は彼の事を親しく知っているわけではありません、ただ世の中に出回ってる確かであろう記事を読んだ1人です。ただこの事を多くの人に知ってもらい辛い症状も乗り越えられる着火剤となってくれる事を祈ります。したがって彼について書くことは私が記事を読み知った事の一部でもっと詳しい事を知りたい方は直接そう言った記事を探して読んでください。

 

まず私たちが羨ましく憧れ、少し神様の不平等差を恨む「才能の持ち主」ウサインボルト選手の知られざる裏の話から。

彼は生まれつき背骨が左右にS字に湾曲をする障害を持って生まれました。学生時代はその影響で激しい腰痛になり走る事すら容易でなかったそうです。

 

そう彼は天才ではないのです。

 

もし彼の今までに成し遂げた成績を天才だからとか、彼には才能があったからと言うのならこれまでの彼の努力した人生を否定することになるでしょう。この事を知ったら今後一切彼に対して羨ましいとか思ってはいけない。

 

彼の体を科学的に分析をした研究者たちがいました。最新の技術により彼の走っている時の骨の動きをデータ化した記事がありました。通常トップアスリートは体の左右差がなく左右均等な動き、そして無駄のない骨盤、仙骨、腰椎の微妙な可動が必要となります。しかし彼の分析データはまるで違いました。着地のたびに左右非対称に大きく揺れる骨盤、肩は激しく上下に揺れ、上体はくねくねと曲がっている。全くトップアスリートのセオリーとは違いました。そしてそんな負担のかかるフォームで走り続ける事で彼のハムストリングは慢性的に痛みがあり、2010年にはアキレス腱損傷で休養を取っている。

 

改めて考えるとみんなが羨ましく思う才能溢れる天才とはお世辞にも言えない体なのです。

 

しかし彼は人類で1番早く走った人間であり、オリンピックの公式記録で100m 9秒58を叩き出しています。これは彼が天才ではなく努力家であり強い精神力の持ち主だと言えるでしょう。

 

学生時代走る事も容易でなかった彼を育てたのがミズルコーチとハンディギャップであった先天性脊椎側弯症なのです。通常彼のような障害がある選手は負担のかかりにくい別の競技に転向するなど考えますが、彼らは100mにこだわりました。それを可能にするためドイツミュンヘンにあるスポーツドクターのもと体幹の強化メニューを3年計画でこなしました。腹筋、背筋、臀部周囲筋と骨盤に関連のある部位の強化の為です。

 

その結果彼は人類未踏の最速記録を作り出し未だにトップアスリートととして走り続けています。

 

そして彼はこう言います。

 

「フォーミー……、僕にとって、僕の肉体は神に与えられた大切なもの。才能みたいなもの。だから僕は自分の肉体に感謝している」

 

 

背骨の病気が自分を育てたと…。

 

 

僕には才能がなかった、

生まれつき才能がない、

君は才能があるから、

 

どれも己の未熟さを親又はご先祖様のせいにしている自分勝手な人間の言う言葉です。

 

これからは彼のように何に対しても前向きな姿勢でいたいものです。

 

いかがでしょうか?既に勇気や希望が見えた方もいらっしゃるのでは?私はこの事を僕だけが知っているのは勿体無いのでここで皆さんにお伝えしました。もっと詳しく彼のことが知りたい方はGoogle さんに聞いてみてください。

今日は要点をまとめてウサインボルト選手のお話をしました。熟読いただきありがとうございます。

 

院長

 

次回は何事に対しても前向きだがいつも度が過ぎて失敗ばかりの院長のお話を書きたいと思います。お楽しみに!