数字の罠

こんにちは、チカザワです。

 

体重や体脂肪、何キロの重さを挙上出来るか等、数字はある程度の指標になります。

しかしそれらにとらわれ過ぎてしまっては本来の目的や物事の本質を忘れてしまうことがあります。

例えば、痩せることにこだわり過ぎて、数字を追い求めるばかりに見た目が不健康になっていったり、

重さを追求し過ぎてフォームを軽視してしまったり・・・。

ダイエットを始めた本来の目的は美しさや健康であったはずですし、重さを追求し始めたきっかけは強くなるためだったり、

身体を大きくする為だったはずです。

 

僕自身も昔フリーウエイトでトレーニングしていた頃、そういった時期がありました。

どんどんウエイトを上げていって成長している気ではいたのですが、可動域は狭くなり、実質そこまで成長はしていませんでした。

自分の現在の位置を正確に見極めて、自分に合った負荷で地道にトレーニングすることが実は一番の近道だったりします。

地道に努力をしていても、すぐには数字に出てくれない事もあります。

A watched pot never boils.  (見つめたポットは決して沸かない)

というように数字にフォーカスし過ぎると、結果が出るまでの時間が長く感じる事があります。

しかし、やった分だけ返ってくるのがトレーニングです。

引き締まっていたり、動きやすくなっていたり、または思いも寄らない精神的な部分に成果が出ているかもしれません。

トレーニングをした分食べてしまえば体重はなかなか変わらないかもしれませんが、筋肉量が増え代謝は上がっているかもしれません。

小さな成果、喜びに気づき習慣化して、無理なく少しずつ負荷を上げ、生活習慣を変えていく事は目標に近づいていく一つの方法です。

指標として数字を目標設定に利用しモチベーションを高めることは良いことです。

しかし、その大元の目標を忘れないように、手段が目的化されないように気をつけなければいけません。

なかなか意識していなければ忘れがちですが、とても大切なことです。