睡眠と身体

睡眠はとても重要です。

というのは言うまでもないと思いますが、ここではより身体的な視点でお話させて頂きます。

脳や精神状態にとって重要なことは勿論のことですが、今回はそれは置いておいて、もっとフィジカルな視点での実験を紹介します。

Wangらが2018年に行った実験によると、平日40分間睡眠時間が短いことで、体重減少に置ける脂肪と筋肉の割合が変化します。

睡眠を十分に取れている被験者は20%脂肪減少、80%筋肉減少のところ、睡眠が日々40分少ない被験者は逆に筋肉が80%、脂肪が20%の減少になるというのです。

運動不足で筋肉が減少している方は、睡眠不足で加速度的に筋肉が落ちて、身体の不調が出てくるかもしれません。

また、しっかり運動が出来ていても、睡眠が足りていなければ満足のいく結果が出ないかもしれません。

栄養、運動、睡眠はとても重要な3要素です。

十分に睡眠が取れていない方は睡眠習慣を見直す必要があるでしょう。

睡眠時間を確保出来ていても寝付けないという方もいると思うのでここではいくつか不眠症改善になり得るものを紹介します。

 

1. マインドフルネス

マインドフルネスは良い睡眠には勿論、ストレスを軽減し、集中力を高めて、免疫力を上げる効果があると言われています。

もしもまとまった時間が取れなければ、15分でも行う事が出来れば効果を期待できます。

 

2. ヨガ

ヨガは睡眠の質を上げるのに効果があると言われています。

更に、ストレスの軽減、身体機能の向上、集中力を向上が期待できます。

綺麗にポーズを決めるのではなく、自身が心地良いと思える範囲で無理をしない事が重要です。

 

3. エクササイズ

エクササイズは健康的な生活においてあらゆる効果が期待できます。

気分を高め、体力を増やし、体重の減少、そして良い睡眠を与えてくれる効果もあります。

効果を得るためには1日20分の運動を行う必要があります。

実験では被験者は週に150分以上の運動を6ヶ月行い、不眠症に対して著しい効果を得たとの事です。

 

4. マッサージ

マッサージは睡眠の質や、日中の機能障害、痛みや不安などの改善にも効果があるという研究があります。

 

5. マグネシウム

マグネシウムは筋肉をリラックスさせ、緊張をほぐす効果があり、それが睡眠の質を高める要因であると思われます。

食事から摂取するのが一番ですが、用法用量を守ってサプリメントを利用する事も可能です。

 

6. ラベンダーオイル

実験ではカプセルの経口摂取においての効果が出ていますが、アロマデフューザーやスプレーを使用する事も可能です。

ラベンダーオイルには不安を軽減する効果があり、それが睡眠の質向上に繋がります。

 

今回は6つの方法を紹介させていただきましたが、他にも色々あります。

寝る直前は飲食をしない、電気は完全に消す、寝る前にスマートフォンの画面などを極力見ない・・・等

 

良い食事、睡眠、運動による生活向上を目指して、色々取り入れる事が出来るものは取り入れてみてください。